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(受験を目指す)保護者の国語教室

「五点上げるには? ―必ず出る問題―」

 

 どのテストにも出題される問題といえば、漢字です。ただ、出題範囲が1000字以上。入試までに何年もかけて準備する必要があります。

 

 それとは別に、どのテストにも出題され、しかもが出題範囲がわずか10種類の問題があります。にも関わらず、練習している人を見たことがない。練習せずに、テストのたびに間違っている。

 

 それが接続詞です。接続詞をマスターすれば、どのテストでも五点は点数が上がります。しかも、一度マスターすれば忘れません。接続詞が苦手なら、今からでもすぐに勉強するべきです。

 

 

  数え方にもよりますが、接続詞は10種類でよいでしょう。以下の通りです。

 

 「順接(だから)・逆説(しかし)・付け足し(そして)・例示(たとえば)・言い換え(つまり)・選択(あるいは)・転換(では)・理由説明(なぜなら)・条件(ただし)」

 

 教え方の例としては、

 1、10種類の例文(二文の間に接続詞がはさまれたもの)を用意し、接続詞の

  ところを隠し、選択式の穴埋め問題にする。

 2、1ができるようになったら、それぞれの同義語(「だから」の同義語なら、

  「それで」「したがって」「すると」等)でも問題ができるようにする。

  (同義語とはいえ、ニュアンスが違う場合もあるので、例文を少し変えた方がよ

   いときもあります)  

 3 2ができたら、あらゆるテキストの接続詞をブランクにして穴埋め問題(最初

  は選択式問題、慣れたら自由回答)としてひたすら解く。

 (筆者によって「くせ」があるので、やりにくい問題が出て来ますが、そこはパス

  してください)

  以上です。これを毎日やるだけで平均点が五点上がります。

                                2018/06/01

 

その1 家庭で教える国語 「辞書の引き方」

その2 家庭で教える国語 「修飾語」

コラム:小さいうちに読書の習慣をつけるには

①環境を整える。
 作家の曾野綾子さんは家庭にテレビを置かなかったため、息子にブーブー言われたが、「お前が稼げるようになったら好きなだけテレビを買って、同時に好きなチャンネルを見なさい」の一点張りで相手にしなかったため、息子は読書しかすることがなかったそうです。「各家庭が違っていていい。」というのが曽野さんの持論です。これは極端な例ですが、読書をしたくなる環境を作ってあげるのが一番です。例えば親が読書する姿勢を見せるのもよいでしょう。厳しい言い方をすれば、親が本を読まないのに、子どもに読書を要求するのが間違っているのです。親が自分の読書をする姿を見せるか、子どもと一緒に読書を楽しむ家庭であればいいと思います。
②アンテナをはって置いて、子どもさんの好きそうな分野の本を買ってあげる。例えばですが、テレビの時代物を見ていたら、それに関連する子ども用の本を買ってあげるのがよいでしょう。買いに行くときも、できれば一緒に行って、二人で本屋さんの楽しさを味わうようにするのがよいと思います。
③文学書あるいはお話の本が一番良いのです。子どもさんがなかなか読まないときは、同じ本をできれば二冊買い、同時に読む。そしてその本について、どこまで読んだ?とか、どんな人が出てきた?とか質問をしてあげるのがよいでしょう。
④それでも読まないときは読み聞かせをしてあげる。
①~④を通じての一つのポイントは、親が子どもと一緒に読書にかかわっていくということです。そして、もう一つ、③、④の場合は、できるだけ毎日するということです。

コラム:塾の先生、いいところと困ったところ

塾の先生のいいところ

 1 熱心に教えてくれる。
 塾教師を職業に選ぶ理由はいろいろありますが、教えるのが好きということがあります。また、たいていの大手塾には、生徒が先生の成績をつける、アンケートというものがあり、このアンケートが悪かったら授業をはずされる場合もあるので、一所懸命教えます。個人経営の場合は、一人の生徒の存在が直接経営結果につながるので大切にしてくれます。
 2 授業がおもしろい。
 1でふれたアンケートで、「おもしろいかどうか」という項目があります。アンケートが悪いと給料が下がるので、おもしろくなるような工夫をしています。
 
 3 その科目にくわしい。
 大手であれば、複数科目を教えることはほとんどありません。小学校の先生が複数科目を教えていることから考えればわかります。個人経営の場合は複数科目を教えたり、同じ科目でも小学生から高校生までを教えたりするケースが多いので、あてはまらない場合もあります。
 4 授業以外でも生徒のことを気にかける。
 その生徒をやめさせず合格させることが最大の目標になるので、気になることがあれば電話をしてきたり、懇談に応じたりしてくれます。
 5 自分の信条をおしつけない。
 学校の先生の中には、たとえば「みんな仲良く」などという考え方を押しつけるあまり、かえってわずらわしく感じる場合があります。塾の先生は、合格させることが唯一の目的になるので、勉強さえしていれば、他のことには口をだしません。

塾の先生の弱点

1 専門家でない場合が多い。 
 英語が専門だが、小学生相手だから国語で、というケースが意外に多いのです。
 国語に関しては、経営者が軽視しているところが多く、「ま、国語でもやっておいて」という考え方で採用されることも多々あります。国語が軽視される理由は、「勉強相談」の「低学年の勉強法」で述べましたが、点数が開きにくいので、点数差のつきやすい算数を重視するからです。ほとんんどの経営者、教師はそのように考えています。

2 入試問題の研究をしていない。
 意外に思われるかもしれませんが、塾の先生は、授業以外の雑用が多く、入試問題の研究をする時間がないのです。一年に一回秋以降に演習をするので、その時の感触を積み重ねて、漠然とつかんでいるだけです。保護者の前ではよく知っているようにいいますが、そうではありません。

3 どのようにして国語力をつけたらよいのかがわかっていない。
 塾の先生だけでないのでこういうと気の毒な面もありますが、事実です。入試で問われる国語力とは結局抽象的把握力とその道具となる語彙力なのですが、まずこれをはっきりと認識していない先生が半分です。残りはわかってはいてもどうやってその力をつけるかがわかっていない方です。もちろん抽象的把握力は中学二年生ぐらいにならないとつかないものであり、語彙力は逆にそれまでの積み重ねがものを言うので、どちらもすぐに身につくものではないから、わからないのも無理はありません。

コラム:よくある、国語教師のいいわけ(少し毒舌ですが…)

ケース1 成績が落ちた場合

A 今回はたまたま悪かったということもあるのでようすを見ましょう。

 「たまたま悪かった」ということはあります。読書量の少ない子どもは、扱われている話題や、文体によって、わかったりわからなかったりしますから。成績が落ちたからといって、力が落ちたとはかぎりません。しかし、入試でたまたま悪かったからできなかったでは困るという保護者の不安は解消されません。
 「たまたま悪かった」にしても、入試のときにそういうことがないようにその時点からどのように教えていくのかを示せなければ説得力がないでしょう。

 私の場合は、普段の様子と答案から判断して、「10の力」のうち何をどのようにつけていくかを示します。 

B  別のテストはよい。 
 Aと合わせて使われることばです。「国語はあがったり下がったりするのが普通」と続きます。「国語はあがったり下がったりするのが普通」というのは、何もしなければ真実です。しかし、Aで触れたように、入試の時にどうなるのかという保護者の不安に答えるものではありません。 なぜこのテストが悪かったのかという分析が必要です。

C 授業中の感触はよい。

 Bの代わりか、合わせて使われることばです。「専門の先生が言うのだからまかせるしかないだろう」と思いがちですが、『塾の先生の弱点』で述べたように、彼らは「専門」と呼ぶにはあまりに知識・手段がなさすぎるのです。彼らが「感触」という時、もともとあやふやなものがよけいに信頼性が薄れてしまいます。


D まず漢字語句をしっかりやりましょう。文章を読むのにもことばの力が必要ですから。

漢字語句をきちんとやっていない場合は、説得されてしまいます。しかし、よく考えてみると漢字・語句をやって読解力があがるのならそれだけやっていればすむ。そうでないから文章を読む練習をしているのです。どういう練習をすればよいかがしめされていません。
 塾によっては毎週復習テストというものがあり、漢字・語句・文法・読解の問題がある。このテストの点をのばすには四十点ほどある読解以外のところをやればよいのです。そうすれば点数はあがります。
 しかし、入試では読解問題の占める割合が八十点ほどはあり。いくら漢字・語句をやっていても入試で点がとれるわけではありません。
 また「文章を読むのにもことばの力が必要」なのはもちろんだが、いったいどれだけのことばを身につければよいのか、ということが示されていません。漢字・語句のテスト準備なら誰でもやることなので、十分とはいえず、もっと練習が必要です。五、六年生にもなると、他の科目も忙しい。そういうときにどれだけの練習をどういう方法でやればいいというのかが明確でありません。
 実は、漢字・語句の練習というものは、もっと低学年の時に、読書、辞書引きを通してやっておくものなのです。高学年になってからでは遅すぎます。
 結局この発言もいいわけにすぎず、どのようにして読解力をのばしてよいかがわからないから、とりあえず漢字語句で点数を目に見える形でのばして、やりすごそうというかんがえです。

E 少し個別に見ましょう。

 こう言われた人は、大切にされているか、うるさいと思われている(失礼!)かです。
ただし、問題をやらせて○付けをする程度が多い、すこしやっておけば、言い訳になるという考えの場合もありますから、引き続き「どうですか」とたずねることが必要です。その時の返答によって判断すればよいでしょう。

F 音読をしてください。

入試問題と音読は無関係。音読は、聞いている人が、読む人がどの程度わかっているかを確かめるためであり、力をのばすこととは無関係。
いまだに授業で音読させている教師がいるが、生徒のレベルを把握していれば必要のないことである。
漢字の読みを教えることはできるが。入試に漢字の読みがどれだけ出題されるか? 5%以下である。
時間稼ぎに使っているとしか思えない。
音読によって、語感をみがくというかもしれないが、それは音読に値する文章があってこその話で、教材にそのような文章が採用されているとは思えない。
音読をしていると、生徒も教師も保護者も何かをしている気がする。しかし、本当に何をしているのか? よく考えてみるべきである。